基本の「き」知って得するトールペイントの基本

トールペイント専門店ピコット【基本のき・知って得するトールペイントの基本】

トールペイント専門店ピコットが、トールペイントに必要な基本の基本を詳しく解説しています。
【基本知識】シーラーの役割

下準備の中でも、今回はシーラーの役割について、もう少し詳しく見ていきましょう。

シーラーは、シールの役目を果たします。

白木素材は天然の木材から作られているので、ヤニが出たり、反りがあったり、見えないぐらいの小さな穴があったりします。

ヤニの出てしまった白木素材
ヤニの出てしまった素材。

これらをそのままにして、使ってしまうと、ヤニの部分には絵具がきれいに乗りません。また反りは、フレームがきれいに収まらなかったり、蓋がちゃんと閉まらなかったり、何より、歪んだ作品はちょっと残念ですよね。

シーラーは、これらを防ぎ、絵具が素材に染みこむのを防ぐシールの役割をします。
また、その後の絵具の定着を良くし、ペイントしやすくしてくれます。

もうひとつの使い道

シーラーのシール的なもうひとつの働きとして、接着剤やボンドの代用として、レースペーパーや、バックグラウンドペーパーなどを貼る際に使う事ができます。
糊代わりにシーラーを塗り貼り付けた上から、再度均一にシーラーを塗ります。完全に乾いたら、上に絵具を塗り重ねる事ができます。
ただし、仕上げのニスの代用にはなりませんので、ご注意ください。

バックグラウンドペーパーをシーラーで貼り付ける


| 2013.05.20 Monday| このページのURL |
【基本知識】ていねいな下準備が大事

サンディングなどの下準備をするか否かで、こんなに差が出ます!

Withの白木は、できるだけなめらかな木肌になるように加工していますが、天然の木材をカットする上で、多少のささくれやバリがどうしても出てしまいます。
それをていねいにサンディングして使う事で、作品の仕上がりに差が出ます。

一般的な方法です。慣れてきたら好みや作品に応じて調整してください。

<1>まず最初のサンディングです

木のささくれやバリを取り除き、なめらかな木肌にすることが目的です。
なめらかな木肌は、この後、絵を描く際に筆運びを良くするとともに、作品の仕上がりをきれいにします。
サンドペーパーを使って、全体にサンディングします。
サンドペーパーは使いやすい大きさに切りましょう。
細かいところはサンドペーパーを折り曲げたり、折りたたんだり、または筒状にしたり、使いやすい形にしてサンディングしましょう。
特に角や、カットされている部分はていねいに。

<2>シーラーを塗ります

素材に絵具が染みこまないようにコーティングする事が大きな目的です。また絵を描く際に筆運びをなめらかにします。
全体にまんべんなく塗ります。
内塗り刷毛などを使うと便利です。
クラッキング(ひび割れ技法)などの特殊な溶剤を用いる場合以外は(※)
シーラーに絵具を混ぜて下塗りと兼ねる事もできます。絵具との配合割合は1:1ぐらいです。

(※)作品によってはクラッキングする場合でも絵具を混ぜることがあります。

<3>もう一度軽くサンディングします

塗ったシーラーの凹凸を取り除き、さらになめらかに絵を描きやすくする事が目的です。
塗ったシーラーが完全に乾いたら、サンドペーパーの#600〜#800を使用して軽く撫でる要領でサンディングします。
シーラーと絵具を混ぜて塗った場合は、サンドペーパーに絵具が付着しない程度に軽く。
強くサンディングすると、せっかく塗ったシーラーや絵具がはげてしまいます。
| 2013.04.17 Wednesday| このページのURL |